Facebookユーザーは国内だけで約2,800万人、海外のユーザーを含めると約22億人いるというデータがあります。(2017年時点の数値)
Facebook広告を利用すれば、これだけ多くのユーザーに広告を配信することができるなんてとても素敵なことだと思いませんか?
そして何より、ユーザー自身が個人情報を入力している点(公開非公開にかかわらず)に最大の魅力があります。
これは“自身の商材に合わせたターゲットに絞って配信が容易”いうこと意味します。
この魅力の詳細、他のメリット、デメリットも含めて本編にてご紹介させていただきます。
この記事をご覧くださったすべての人にとって有益な情報となりますように。
Facebook広告のメリット
Facebook広告の大きなメリットは下記の4点があります。
- ターゲティングの精度が高い
- 低額から出稿が可能
- 目的に合わせた配信設定ができる
- 修正・変更・開始・停止が即座に反映される
それぞれの詳細を説明していきます!
ターゲティングの精度が高い
冒頭でも少し触れましたが、これが最大のメリットだと考えています。
Facebookは「リアルの友達とネットワーク上でつながる」という目的の性質上、個人情報の入力が必須となっています。
もちろんその個人の情報を網羅しているわけではないですが、それでも十分な個人情報をFacebookは保有しています。
またFacebook内の行動を計測して、個人が入力した情報以上の、趣味・嗜好・行動パターンをデータとして収集しています。
例えば、「東京都在住の車に興味のある30代男性」にだけ配信が可能ということです。
自身のターゲットにそぐわないユーザーへの配信をなくし、ターゲットにのみ配信が可能ということは、次のようなメリットが生まれるということです。
- 無駄な配信が少ない
- 費用対効果が高い
- ターゲティングの微調整できる
→広告費を節約することができる
→成約率が高いので成約単価が低くすむ
→運用改善がやりやすい
低額から出稿が可能
Facebook広告はクリック課金型の広告です。これは“広告をクリックしたら料金が発生する”という料金形式を意味します。
PPC(ピーピーシー)広告と呼ばれたりもします。
ちなみに「PPC」はPay Per Clickの略です。
これは“掲載されているだけでクリックされなければ料金が発生しない”ことです。
とても大きなメリットです。
オフライン広告(チラシ、新聞、看板)と比較してみましょう。
このメリットの凄さがご理解いただけましたか?
これはフリーランスの方や自営業をやられている方のような、広告費を多くかけられない人たちには大きなメリットになるはずです。
目的に合わせた配信設定ができる
広告を配信する以上、目的が存在しますよね。
しかし一口に“目的”と言っても様々あります。
「知ってもらいたい」「商品・サービスの良さを伝えたい」「購入してほしい」といった具合に。
Facebook広告ではそういった狙い別に目的を設定できます。
具体的な設定方法や項目は別記事にてご説明させていただきます。
ここではマーケティング分野における“消費者の購買行動モデル”と照らし合わせて利用方法をご説明します。
認知 | 配信者側の考えとしては「とにかくうちの商品・サービスを知ってほしい」という段階です。 消費者側は「その商品・サービスのことを知らない」という段階です。 この段階だと購入につながる確率は0%ですよね。知らないと買えませんから。 Facebookでは前述のデータをもとに、“その商品・サービスに興味を持ってくれそうなユーザー”に対して認知獲得重視の配信を行ってくれます。 |
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検討 | この段階では消費者は「良いのがあるけど買おうかな」と“そもそも商品・サービスが必要かすら悩んでる”状態です。ここでは、シンプルな伝え方や見せ方をするのではなく、多めの情報を載せることのできるリッチな配信方法を利用して、自身の商品・サービスの“良さ・魅力”を伝えることがポイントになります。 例えば、画像を複数枚一気に見せる、通常の広告形式よりも大きな枠で配信する、といった配信方法をFacebookなら選ぶことができます。 |
行動 | この段階ではユーザーはかなり購買意欲が高い状態にあります。この状態の消費者をマーケティング業界では「顕在層」と呼んだりします。購買意欲高いユーザーがいるのなら、是非他社ではなく自分のところで購入してほしいですよね。 顕在層は、他社で購入してしまう前に素早くピンポイントに配信をする必要があります。ここで前述のFacebookのデータが役立ってきます。サイトの閲覧履歴や参加コミュニティを利用した行動データをもとに、購買行動につながりやすいユーザーに配信を行ってくれます。 |
修正・変更・開始・停止が即座に反映される
修正・変更については、オフライン広告と比較すると違いは一目瞭然です。
例とあわせて解説させていただきます。
- 広告を企画する
- 制作する
- 出稿する →料金が全額発生する
- 新情報、訴求のズレに気が付く
- 何もできない…
- 掲載終了
- 広告を企画する
- 制作する
- 出稿する →この時点では料金は発生しない
- クリックされる →都度料金が発生
- 新情報、訴求のズレに気が付く
- 修正をする →即時反映される!
- クリックされる →都度料金が発生
- 予算がなくなり次第、掲載終了
配信の開始・停止に関しても同じことが言えます。
先ほどのように方向性のズレに気が付いた時、社内の状況がかわり広告予算が減少したとき、などその時点で消費していない広告費を無駄にせず停止ができるのはメリットになります。
Facebook広告のデメリット
メリットを書き連ねてきましたが、悲しいことにメリットしかない物事はないのが世の常です。
メリット・デメリットの両面を理解してこそ真にFacebook広告を使いこなせるというもの。次からはデメリットを解説させていただきます。
ほぼFacebookユーザーしかリーチできない
当然と言えば当然なのですが、Facebookを利用しているユーザーにしか配信はできません。
しかし“ほぼ”と言ったのには意味があります。
詳しくは別の記事でご紹介しますが、Facebook広告はInstagramとオーディエンスネットワークに配信が可能です。
この2つがあるとはいえ露出の大半はFacebookユーザーになるのは仕方がないことでしょう。
ここで「Facebookユーザーしか配信ができないなら止めるか」となるかは、あなたの扱う商材や、他に出稿している広告媒体にもよるでしょう。
パフォーマンスの持続時間が短い
Facebook広告は他の広告媒体に比べて飽きられるのが早い傾向にあります。
Facebook広告は画像と文字のセットで掲載されるのでクリエイティブな画像は印象に残りやすいです。
しかしその反面で、印象に残りやすいものは飽きがくるのも早いものです。
反対にあえてシンプルな画像で配信をしてしまうと、他の広告や記事に埋もれてそもそも成果を出せなくなる可能性が高くなってしまいます。
この理由から頻繁に画像を入れ替える手間が生まれます。
管理画面の仕様変更が多い
Facebook広告はとにかく仕様変更や新機能の追加が多いです。
ここ1年ほどでも管理画面の形式が少し変わったり、動画のテンプレートが追加されたりしています。
これらは出来ることが多くなり嬉しい反面、勉強や研究をし続けないとついていけなくなってしまいます。
まとめ
ここまでご覧くださりありがとうございます!
今回の記事ではFacebook広告のメリットとデメリットを解説させていただきました。
メリット・デメリットの両面を把握して、あなたのWEB集客がよりパフォーマンスが良いものになることを祈っています。